2016.1.27(Wed) 長靴を買いに

 
不動前駅が私を呼んでいました。
『日本野鳥の会』の長靴をゲットしようと取扱店を調べていたら、野鳥の会の本拠点にも在庫があるとのこと、取り扱っている店に行くよりは野鳥の会の本部に行ってみた方が面白そうだなと場所を調べてみると、なんと『こばやし』から歩いて5分!激しく不動前からお呼びがかかる私なのでした。
 
まずは先に詣でてから日本野鳥の会に潜入するとしよう!
 
ということで何度行ってもガラガラと入店する直前に背筋が伸びる思いでGO。きっちりと詣でます。
 

 
ビールの飲みすぎで疲労した内臓を優しくケアするには、この一択です。タンメン!
 

 
 
ご覧ください!この美しいタンメンを!この湯気を!

ということで、タンメンビールにて胃腸をリセットしてから向かった『日本野鳥の会』。テクテクと歩きながら、そしていかにこばやしが素晴らしいかを反芻しながら、そしてやはり今日も『自分の信じた道をコツコツと。それでいいのだ』と勇気づけられて前向きな気持ちいっぱいに満たされながら。
 

 
山手通りの信号を越えて地図を見ながらテクテクテク。山手通りからちょいと奥に入ると。
 
あ!
 


確かにこのビルの中に日本野鳥の会はある。そう書いてあるけれど、本当にこのような会社ばかりのビルディングの中に長靴が売っているのだろうか。それに気になる丸和油脂とはいったい何の会社だろうか。不安が不安を呼びます。その不安を解消すべく調べてみると、
 
丸和油脂は、給食マーガリンの会社のようでした。おぉぉ!一気に近くなった!

ということで、気持ちを切り替え思い切ってエントランスを進んでいってみると集合ポストが
 

 
 
かわいい!ここ好き♪
ということでいい集合ポストに満足しながらエレベータに乗り込み3階へ
 
 


おぉぉ!ここが日本野鳥の会の入り口か。
 
果たしてここに長靴は本当にあるのだろうか・・・。
 
 

2016.2.13(Sat)ディープワールド

 
 いやはや、先日のライブが終了してから深く深く潜っておりました。潜っておりましたが肝心な『ザ・詣で』はきっちりと済ませましたよ。
 

 

おぉぉ!いつだって安定のお味。
あぁ今日も美味しいなぁと感動しながら、心の中で『神よ、先日の演奏も演目<創業大正12年>もお客様に受け入れてもらえました。ありがとうございました。』と告げながらステキな時間を過ごしたのでした。
ステキな時間を過ごせましたが、ライブの後深く潜っている間にダイオウグソクムシの5号たん(No.5)は脱皮していました。同じ深い世界なのにダイオウグソクムシNo.5は脱皮でニュースにまで取り上げいるのです。私は深く潜っただけ。なんだかものすごい差を見せつけられてしまったような気がします。ダイオウグソクムシに負けているわけにはいきません。
 
神よ、私もがんばる!
 
 

2016.5.26(Thu)昇段した!

 
気がつけば相当長いこと詣でられていなかったのです。
ということでここは強引にでも行かねば!と久しぶりに詣でてきました『中華こばやし』。 不動前駅下車です。
 
攻玉社の優秀なみなさまがウロウロしています。なぜならお昼休みだからでしょう。でもこれは我が詣でとしてはちょっとよくないのです。なぜならばお昼のコアタイムにかかってしまうと何十年も通っているプロのこばやしファンのみなさまの席を奪ってしまうことになりますからね。
そんなわけでいつもコアタイム前に行っているのですが、どうも出遅れてしまったのでした。急げ!
 
さて、攻玉社高校の脇のゆるい坂道を上りかけたところで視界に飛び込んできたのが黒塗りの車でした。
 

 
 
あっ来てるな!
そうです。こばやしに運転手付きの黒塗り車でやってくるどこかの企業の会長っぽい方がいるのですけれど多分そのチームだ。なんて思いながら足早にお店に入ってみると、
 

 
 

いたいた!いました!
おエライさんたちが子供のように嬉しそうに食べていました。そしてですね、ここでちょっとすごいことが起こったのです。ほぼ満卓と言っていいほどの店内、どこにねじり入ろうかなと思っていたらおかみさんが
 
『こっちいいよ~』
 
と暖簾をめくって手招きしているではありませんか。これはもしや!
そうです、混雑時に黒帯の常連さんがよく店内を通過して入っていく奥の未知のゾーン、神聖なるエリアです。
 
『舞台裏で悪いわね~』
 
と、通してもらえたのでした。いきなり有段者に昇段の瞬間です。こんなことなら正装でくるべきでした。通されたその未知なる神聖エリアは、普通にこばやし家の食卓でした。『みたい』ではなくリアルに『夏休みのおばあちゃんち』でした。もうサイコー!そして
 
『これ良かったら食べてねー』
 
と、タッパーに入った梅を出してもらいました。おぉ!しかも神とおかみさんの働く姿がニューアングルで見られるという特権付きです。
キッチンの奥の木枠の窓が開けられてていい風が入ってきます。花柄のビニールクロスを敷いたテーブルには漬物とお孫さんの写真、そしてテレビはNHK。奥には世界地図が貼られていました。完璧。めっちゃ居心地いい!
ここで宿題をやり、麦茶を飲み、そしてそのままそこで夜ごはんも食べて『お風呂に入りなさい』と促されて入って、またそこで麦茶を飲み寝る。そんなシーンが普通に想像できる極上のパラダイスです。
 
ということで、このステージの高いパラダイスゾーンにて食すこばやしのラーメンでした。照明から垂らされた長い紐の先にくくりつけられた小さな熊がゆらゆらと揺れ、それが規則的に私の頭にコーン!コーン!と当たりながら食べるラーメンは超格別でございました。
 

 
食べ終わって、奥から暖簾をくぐってお店のホールに出たときに、少し注目された私はかなり得意顔だったと思います。
 
 
 

2016.8.8(Mon)みんな待ってた

 
半月ほど前に私は品川区西五反田5丁目にてフリーズしていました。
なんとその日のこばやしは今まで見たこともないような姿で全貌を閉ざしていたのです。
一体何があったのかと、そして店先にも何のアナウンスもなく途方に暮れながらケータイで検索してみるとどなたかが『こばやしの夏の予定』と画像をアップしていて、そこには
 
   お知らせ
 
     来る8月1日より8月16日までの約2週間
     長期休業致します
     よろしくお願い申し上げます
 
                    店主拝
 
なんとこれが店内にしばらく貼り出されていたそうです。ライブだなんだであまり詣でられていなかったからなぁ。
ということでこばやしのお休みというそれはそれは悲しい日だったのですが、昨日は17日。『よし!トップバッターで詣でるぞ!』と張り切って出かけたのでした。
が、張り切りすぎて到着が早すぎました。やむなく攻玉社高校の真ん前のローソンでしばし涼つつ、もうそろそろかなとGO。
 

 
いつものこばやしです。心の底から待ってました!
 

 
暑々を熱々にて制します。『やっぱコレだな』と大満足して、去り際よくお店を後にしたのですが、お店を出てちょっと進んだ時に黒塗りの車がものすごい勢いで私の横を通過していきました。あ!今のはもしかして・・・
振り返ると案の定、こばやしの前にその車はピタリと止まり、中から例の4人組が大急ぎでバタバタと出てきてそのまま暖簾のにササーッと消えて行きました。
 

 
 

はは〜ん。やはりね( →コレです
そうです。こばやし大好き4人組、どこぞの企業のお偉いさん一派なのです。(あくまで私の予想ですが。)きっと会長たちも17日を心待ちにしていたのでしょう。会長室のカレンダーの17日には大きな赤マルが書き込まれていたに違いありません。これは賭けてもいい!
運転手さんは道中4人組に『早く!もっと早く!』と促され、だから閑静な住宅街であんなに爆走していたのでしょう。止まった車から出てくる4人組は刑事ドラマさながらの様子でございました。
 
みんな待ってたのね。
 
 
 
 

2016.10.27(Thu)何度来ても初回の感動

 
久々に詣でました。
あれだこれだ忙しいなどと言いつつ、しばし行かれていなかった私。しかし、ブレのない美しい癒しを提供され大満足した私は、結果遠回しに喝を入れられた思いであります。
 
神よっ!あなた様はどこまでも私の教師!
 

 
いつどんなタイミングで訪れてもコレです、この美しさ。扉は今日も開いていました。
 

 
久々に詣でた本日は見事な秋晴れ。まもなく10月も終わろうとしているにも関わらずまだTシャツがちょうどいい、そんな日です。『中華こばやし』は扉だけではなく窓も全開でした。
木枠の窓、ネジネジの鍵がぶら下がる昔ながらの窓は『今日は快適な秋の空気を満喫しながら食べてみない?』と言わんばかりに心地よい秋の空気を取り入れます。もう、シャンゼリゼ通りのオープンカフェどころではないですよ。そんなオシャレなオープンカフェをも上回る今日のこばやし。ゆるりぼんやりその空気にゆられながら、いつしか運ばれてきたステキなラーメンを食したのでした。
 
あぁ。
あぁぁ。
うぉぉー!!!
 
私がいかにここのところたるんでいたかを思い知らさるラーメンです。
美しいラーメン。澄み渡った味。それだけではありません。ふと目をやるとピカピカに磨かれた調味料の類。そしてオープンになった木枠の窓のサンはホコリ一つない・・・。完璧すぎる!!!というよりも私は姑かっ。いやはや。とにかくあらためてすべてに感動したのでした。
 
マスターの想いは私にダイレクトに伝わります。これは小さなことを日々コツコツと積み上げなければこうはならない、毎度同じものをブレずに出すということはそう容易いことではありません。私はうっかり見失っていた何かを大きく取り戻したのでした。
 
嗚呼、こばやしよ。やはりあなた様は私の心の師匠です。

ということで大大満足、中華こばやしから生き様を学ぶ秋の私なのでした。そして腹ごなしに歩いていたらなんと某メーカーの東京支部発見。こばやしの近くにあったとは!
 

 

 
 

2016.12.15(Thu)劇場『中華こばやし』

 
詣でました。
自分の歌い方やらものの作り方やら、いろいろ迷走する日々でした。来る日も来る日もあれっ? あららっ?と自問自答してみたり、人に強引に答えを求めたり、はたまたそれを強引に迷走回答にはめ込んでみたり。なかなかいろいろ一筋縄ではいかないものだなぁと。
 
そんな時は詣でよう。清く詣でて美しくなろう。ということでザ・生涯現役の『中華こばやし』に足取り軽くレッツゴー。
 

 
雨上がりのこばやし。目の前で行われる大規模工事の慌ただしさなどどこ吹く風、と言わんばかりにぶれることなくいつも通りそこに佇んでいたこばやしでした。そんなブレないスタイルで持ってブレる私を悟すこばやしです。コレだ!コレだよ!
 
ということで出ばなからいきなり諭されながらの入店です。いつもお昼のピーク時前を心がけている私ですが、ちょっと出遅れてしまいコアタイムにさしかかろうというちょっと前の時間になってしまいました。すでに先客がおとなしく満足そうに食べている、表の大工事の騒ぎなど忘れてしまうくらいのこばやしワールドが繰り広げられていました。そんな中私は弱った胃腸をケアするために
 

 

 
タンメンです。久しぶりに目の前にするタンメンのなんと美しいことよ。いつも通り丁寧に手入れされた包丁でシャッと切られた切り口美しいお野菜たちが輝いています。やはり神は細部に宿るのです。
テレビでは徹子の部屋に橋田壽賀子先生が登場していました。なんと90歳という驚き。若い、若すぎる!ということで橋田先生の若さとタンメンの美しさに感動していたところ
 
ガラガラガラ〜 『ラーメンチャーハン!』
 
と言いながら作業着のおじちゃんが入ってきました。そしてその後に『おじさ〜ん、ワンタン麺〜』
と言いながら座るスキンヘッドのスーツ姿のお兄さん。二人ともどうみても常連さん。お互いの職場のことを簡単に聞き合ったり阪神タイガースのことを話したりしていると
 
ガラガラガラ〜 『え〜と、ソース焼きそば大盛りね〜』
 
とまた一人スーツ姿のおじさんが入ってきました。どうやらこのおじさんは作業着のおじちゃんと同じ会社の別部署の様子です。
『オレ4階のことよく分かんね〜からな!』『まぁなんとなくよぉ〜!』とつかみどころのない会話をしつつ、その間スキンヘッドのお兄さんと我が神が『おじさーん、今年いつまでやんのー?』『29までかなー、また新しい年が始まっちゃうなぁ〜嫌んなっちゃうよぅ』『何言ってんのーまだまだだろぉ〜』『そうかい?はっはっはー』
 
と、とってもやさしい会話をしており、おかみさんはその後来た人に丁寧にお冷やを出して、ソース焼きそば大盛りのスーツのおじさんは出されたソース焼きそばにさらにソースを二回しかけて食べ始めていました。
 
なんという穏やかな世界。というよりも橋田壽賀子ワールドそのまんまなんじゃないかしら!気がついたら私の胃腸は復活し、気持ちのブレもどこか遠く彼方。
 
いつもとちょっとだけ時間をずらしたら、新しい世界が見られたのでした。
 
 
 

2016.12.28(Wed)冬の餃子

 
私のオリジナルソング『冬の餃子』。
昨夜はピアノの和音を選びなおしていました。どの音が並ぶとより一層冬の餃子らしくなるだろう。そう思って脳内に駅から足早に帰るたくさんの人を思い浮かべたり、寒空の下の中華屋を描いてみたりしていました。
 
中華屋と言えば私の場合は迷うことなく『中華こばやし』です。しかしながら『こばやし・夜の部』には行ったことがなく、私にとっては未知のゾーン。どんななのかなぁ・・・
すると、その時にとんでもないミラクルがおこりました。なんと『こばやし・夜の部』の写真届く!
 強く思えば想いは伝わる。いやいや、コレはもうテレパシーです。それくらいのただならぬタイミングとピンポイントで私に届けられた『こばやし・夜の部』の様子です。
 


『ひろこふぉ〜ん!私、また来ちゃったの』と、私が求めていた世界観をパッとナイスタイミングで届けてもらいました。ご覧下さい、この中から溢れ出るあたたかな灯りを。ビューティフル!
 
ということでその後の和音選びの時間がとってもとっても充実したのでした。
 
ああ、ステキ!
 
 
 

2016.12.29(Thr)年末の最終試験

 
冬の餃子の音作りの時に届いた『中華こばやし☆夜の部』の写真にスイッチを押され、昨日電車に乗って私も詣でてきました。
 

 

こばやし昼の部です。夜まで待てない私です。
北風が冷たい年末の昼前。前の建物の影のかかり方で季節感がより一層伝わりますね。夜の部の、あの情緒あふれる店内からの灯り。それとは違う清々しい昼のオープン直後の様子です。
2016年の営業最終日ということですから、入る前に一旦背筋をしゃんと伸ばしてパンパン!そしてガラガラ〜っと入ると、いつもと同じ雰囲気です。今日もステキ!
 
テレビはNHK。正月料理の残りでこんなお料理ができますよと、カズノコやら豆を使った日常のおかずのお料理番組が流れています。お正月はこれからだけれど、あっと言う間に三が日が過ぎ去っていくんだよなぁ、だからこのお料理番組はある意味とっても正しいよなぁ、などと思いながら一年の締めくくりはバシッと基本形です。

 

ジャジャーン!さぁ、どうぞ写真を拡大してご覧くださいませ。美しいねぇ、ホントに。
年末の忙しい時にも手を抜かず、キラキラと美しく輝きながらやってきたラーメンです年の瀬に、改めて学ぶことが大きいなと目頭を熱くしながら食べました。美味しいよぅ〜
 
当然のごとく一番乗りした私、ラーメンが最終コーナーを曲がったあたりだったでしょうか、ガラガラッと2人組のお兄さんが入ってきました。現場風の出で立ちです。カウンターに座り何にしようかめちゃくちゃ悩んでいます。
すると次の瞬間に近所の会社員と思われる男性4人組が入ってきました。空いていた4人席に座り、やはり何にしようかめちゃくちゃ楽しそうに悩んでいます。
そのまた直後に2人組が入店。その二人組は着席と同時にサッと注文をしていました。きっと来る道中に決めてきたのでしょう。その間に私は食べ終わっていたし、一気に混んできたのでサッと出ようと思ったその時です。
 
『スイマセ〜ン!ラーメンチャーハン、あオレはタンメン!あとチャーハン!』
 
『こっちはラーメン半チャーハン!レバニラ定食!えーとご飯大盛りでー!』
 
『あーっ!オレもタンメンにするからタンメン追加ー!!』
 
『お会計、お願いしますぅ』
 
突如年末の我が神にとんでもない試練が立ちはだかっていました。これはどう考えても今年最後の試験に違いありません。しかもひっかけ問題ありありの。
みんな一斉にバラバラのものを注文する。これをさばけるのはきっと聖徳太子とこばやしのマスターくらいしかいないのではないでしょうか。さすがのこばやしのステキさに震えながら店の外へ出ると、中からカンカンカーン!と中華鍋を勢いよく振る音が聞こえてきました。
 
難問にも怯まずにガッツリ攻めておられる!かっこいい!
 
これぞ生涯現役だっ!